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大日如来御尊像 本堂内陣

室町時代建立 木造大日如来坐像

通常は秘仏として護持されている御本尊であり過去には御厨子が開扉されたことはなかった。2017年に無事に尊像の修復がなされたことより同年の月並縁日に限り御開帳とした経緯がある。
平成30年(2018年)現在は秘仏となっているが前仏として総檜造りの大日如来坐像を拝仏頂く事が可能。
一方で秘仏の御本尊大日如来尊像は 頭頂に垂髻を結い、宝冠を頂く。胸前で智拳印を結ぶ(金剛界大日)、下半身は裳及び腰布を着け、上縁を折り返す。
右脚を外にして結跏趺坐する。堅一材から彫出され厚い漆箔に覆われている。頭髪、眉、鬚、唇などに彩色。宝冠及び瓔珞は銅製の透かし彫り。
膝裏墨書より応永14年(1407年)に造立されたと想像される。また背面材裏の墨書より慶長5年(1600年)に修復がされたことがうかがえる。
制作年代は、作風からみて室町時代、南北朝期を大きく降らない時期に位置付けられ、像内の墨書された応永年期と齟齬していない。